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オフィス2010登場

2010年6月21日

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 ワードやエクセル、パワーポイント、アウトルック。多くのパソコンユーザーが日々使っているマイクロソフト製ビジネスソフト群「オフィス」の最新版「オフィス2010」が17日に発売されました。それに合わせて、オフィス2010を搭載したパソコン夏モデルも続々発売されます。従来の2007をベースに使い勝手を強化したオフィス2010について、特徴や製品構成を解説しましょう。

■リボン操作拡充 「ホーム&ビジネス」が主

 オフィス2010は、前バージョンの2007で導入された大小のボタン群を切り替えて使う「リボン」操作を引き継ぎつつ、機能を強化したものです。2007では旧来のメニューとツールバーで操作していたアウトルックなども、完全にリボン操作になりました。

 オフィス2010の各ソフトに共通する進化点には、次の二つが挙げられます。

 一つ目は、ファイルの読み込みと保存、印刷といった、作成中の書類に関する操作を行う「バックステージ」画面の登場です(図)。以前はこうした操作をするのにメニューから小さな画面を呼び出していましたが、2010ではファイルタブをクリックするとウインドー全体の表示が切り替わります。表示される情報量が増え、設定の確認・変更や機能の切り替えがしやすくなりました。インターネット上のサーバーにアップロードして書類を共有することもできます。

 もう一つは画像編集機能の強化(図)。2007でもグラフ作成機能や作図機能が強化され、カラフルで立体感のある図が作りやすくなっていましたが、2010はさらに写真編集ソフトのような画像の加工機能が加わりました。写真付きの書類作成に役立つでしょう。

 従来、オフィスのソフト上で書類に写真を挿入した後は、サイズ変更や回転程度しかできませんでした。2010では色調の変更や絵画調など特殊な効果の適用、傾きや枠の追加、丸形の切り抜きなども可能になっています。パワーポイントには、ムービー(動画)の簡易編集機能も備わりました。

 全体的に便利になったとはいえ、書類作成そのものが革命的に簡単になるわけではなく、従来のバージョンで間に合っている人は急いで更新する必要はなさそうです。次のパソコン買い替え時に、オフィス2010搭載機を選べばよいでしょう。

 オフィス2010は、対象ユーザーやセットになっているソフトの違いで複数の種類(エディション)が用意されています。一般ユーザーがパッケージや搭載パソコンの形で購入できるのは「パーソナル」「ホーム&ビジネス」「プロフェッショナル」の3種類です(表)。

 主役となりそうなのは「ホーム&ビジネス」。この夏発売されるパソコンの多くも、これを採用しています。ワード(ワープロ)、エクセル(表計算)、アウトルック(電子メール+個人情報管理)、パワーポイント(プレゼンテーション)、ワンノート(デジタルメモ)の5種類と、日本語入力ソフト「オフィスIME2010」が入っています。

 ワンノートはメモ書きやウェブサイトの切り抜きなどを、その名の通りノートのようにまとめておけるソフト。タッチ操作やペン操作に対応したパソコンなら手書きのメモも取れます。

 これまで搭載機が多かった最小構成の「パーソナル」は主に下位機種で採用。低価格なネットブックなどは、2年間の期間限定版(有料で通常版にできる)になっています。従来はパーソナルにパワーポイントを加えたセットもありましたが、今回は廃止されました。価格的には2007時代のパーソナル+パワーポイントよりホーム&ビジネスの方が安く、お得です。

 2010年3月以降にオフィス2007搭載パソコンなどを購入した人は、実費の3千円で2010を入手できるほか、旧バージョンのユーザー向けに安価なアップグレード版パッケージも発売されています。(ライター 斎藤幾郎)

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