2011年1月14日
スマートフォン(多機能携帯電話)の昨年12月の国内販売台数が携帯電話全体の約半分にのぼったことが、調査会社BCNのまとめでわかった。年末商戦に向けて通信大手各社が新機種を多く投入し、販売が大きく伸びた。
国内のスマートフォン市場は、ソフトバンクが2008年に米アップル製の「iPhone」を発売して先行したが、昨秋以降はNTTドコモとKDDIも新機種を次々に発売。昨年前半は携帯全体に占めるスマートフォンの割合は1〜2割だったが、秋以降に急伸し、11月は約36%、12月は約48%に達した。
12月はスマートフォンの販売台数シェアで、ドコモが55%を獲得し、約26%のソフトバンク、17%のKDDIを引き離した。ドコモは、韓国・サムスン電子製の「ギャラクシーS」、シャープ製の「リンクス3D」などが好調だった。