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アオウミガメ産卵、本州で初 愛知の海岸、温暖化影響か

2008年10月21日23時39分

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写真卵から見つかったアオウミガメの子ガメの死骸(しがい)=豊橋市提供

写真8月に確認された産卵直後の卵=豊橋市提供

 太平洋では鹿児島県の屋久島や東京都の小笠原諸島が北限とされるアオウミガメの産卵が、愛知県豊橋市の表浜海岸で確認された。21日、同市が発表した。表浜海岸はアカウミガメの産卵地として知られるが、熱帯から亜熱帯にかけて分布するアオウミガメの確認は初めて。専門家らによると、本州で産卵が確認されたのも初めてといい、地球温暖化に伴う海水温の上昇を指摘する意見もある。

 市によると、市の委嘱している民間の実態調査員が8月20日、同市高塚町の表浜海岸で、上陸の足跡と、卵104個のある産卵巣を見つけた。割れていた分を除いた59個を近くの安全な場所に埋め、今月18日に改めて孵化(ふか)調査をした。

 その結果、卵はすべて孵化できなかったことがわかったが、このうちの1個の卵の中から、発生段階の子ガメの死骸(しがい)(体長約6センチ)が見つかった。南知多ビーチランド(愛知県美浜町)に依頼して調べたところ、アオウミガメと分かった。

 ウミガメ調査に取り組んでいるNPO法人の日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)によると、05年に宮崎県で上陸・産卵が、和歌山県で上陸が、それぞれ確認されているが、記録のある範囲では、本州で産卵が確認されたことはない。

 同協議会によると、和歌山県でも近年、アオウミガメの死骸が漂着する事例が増えているという。協議会理事の松沢慶将(よしまさ)さんは「アオウミガメが増えてきている可能性がある。だとすると、分布場所のすそ野が広がっているのかも知れない。地球温暖化に伴う海水温の上昇も考えられる」としている。(山本晃一)

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