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腕24本のヒトデ・スズメダイ…ガラパゴスで9種絶滅か

2010年1月3日12時0分

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写真ガラパゴス諸島の固有種で、絶滅したと見られるヒトデ=コンサベーション・インターナショナル提供

 独自の生態系を持つ南米ガラパゴス諸島で、一般的な種類は5本だが24本もの腕を持つヒトデを始め、海の動植物9種が絶滅したらしいことが、環境団体などの調査でわかった。地球温暖化や乱獲の影響と見られる。12月、コンサベーション・インターナショナル(本部・米国)や世界自然保護基金(WWF)などの研究グループが米専門誌に発表した。

 発表によると、絶滅したと見られるのは、ヒトデとスズメダイの一種。低水温域に生息する藻類など7種の植物も、約20年にわたって確認できず、絶滅した可能性がある。

 さらに、ダーウィンの「進化論」で有名な小鳥・マングローブフィンチは約200羽に激減、固有種のガラパゴスペンギンなど、ほかの36種も絶滅のおそれがあるとされた。研究に当たった米国の海洋専門家シルビア・アールさんは「固有の野生生物が変化の先端にいるガラパゴスは、温暖化と乱獲の影響が最も表れている」と指摘している。

 名古屋市で2010年に開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、こうした生き物の減少を食い止めることなどが議論される。(高山裕喜)

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