広島県福山市鞆(とも)町で県と市が進めている鞆港埋め立て・架橋計画をめぐり、ユネスコの諮問機関で世界遺産の調査・評価を担当している国際記念物遺跡会議(イコモス)本部のグスタボ・アローズ委員長が、金子一義国土交通大臣や青木保文化庁長官、藤田雄山知事、羽田皓(あきら)市長あてに、架橋計画を取りやめて鞆の浦を保存するよう求める要望書を送付した。日本イコモス国内委員会が2日明らかにした。
同委員会によると要望書は、カナダで10月4日に開かれたイコモスの総会の決議を踏まえ、計画を廃棄して認可申請を取り下げ、鞆の浦の港と町、景観が持つ一体としての価値を損なわない代替案を再検討するなど決議の内容を実行するよう求めている。(松尾俊二)