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チンパンジーの「勉強部屋」オープン 京都市動物園

2009年4月18日16時33分

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写真京都市動物園の類人猿舎がリニューアルされ、チンパンジーが公開された=18日午前、京都市左京区、高橋一徳撮影

 京都市動物園(同市左京区)の類人猿舎の改装が終わり、18日、一般公開が始まった。チンパンジーがタッチパネルを操作してお菓子を取ることを学習する様子や、人工アリ塚から道具を使ってジュースを取り出す行動など、提携する京都大学野生動物研究センターの研究の一端を見ることができる。

 改装に伴い、チンパンジーの展示が復活した。07年5月、初子(はつこ)が42歳で亡くなって以来途絶えていたが、熊本県にある京大の関連施設からオス1頭、メス3頭が引っ越してきた。

 新しくつくった類人猿の「勉強部屋」(約18平方メートル)には、正しく操作するとお菓子が出るタッチパネルやモニターが置かれた。舎のケージは強化ガラスに換え、チンパンジーやゴリラを間近で見られる。

 園に常駐する同センターの田中正之准教授(比較認知科学)によると、チンパンジー4頭は数字を覚え、タッチパネルを順番に押す勉強から始めるという。「頭を悩ませ、工夫して餌をとるのはチンパンジー本来の姿。みなさんが野生動物や環境について考えるきっかけになれば」と話す。

 家族と同園に来ていた京都市左京区の小学6年田中森也君(11)は「チンパンジーに負けないように勉強をがんばりたい」と話した。(江戸川夏樹)

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