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オランウータン、40分間の逃避行 いしかわ動物園

2009年4月19日0時27分

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写真「空の散歩道」を渡るブロトス。塔に設けられた台の下に、逃走防止用のさくがある(04年4月)

 18日午前10時35分ごろ、石川県能美市徳山町のいしかわ動物園(美馬秀夫園長)で空中散歩施設からオランウータンが落下、園内を逃走する騒ぎがあった。職員らが麻酔銃などを使い、約40分後に捕獲した。同園では入園者に建物内に避難するよう誘導、けが人はなかった。

 同園によると、落下したのは13歳の雄ブロトスで、体長約180センチ、体重約80キロ。地上10〜13メートルの4本の塔にロープを張り巡らせた「空の散歩道」で、あやまって逃走防止用の電気さくに触れ、感電して落ちたとみられる。

 入園者から連絡を受けた同園は入り口を封鎖、園内放送で建物内や車内に避難するよう呼びかけた。ブロトスは動物園中央の池付近から入り口付近に移動。職員らが捕獲網で追いつめ、麻酔銃と注射で眠らせて午前11時16分に捕獲、動物舎へ収容した。園は午前11時35分、営業を再開した。

 小学生のめいら3人と同園を訪れていた小松市下粟津町の会社員高瀬静治さん(37)は、入り口手前でオランウータンが逃げ出したとの放送を聞いた。付近は駐車場に戻ろうとする人や事態を知らずに入園しようとする人約100人でごった返していた。ブロトスは貸し出し用のベビーカーを放り投げるなどしていたが、ゆっくりと移動しており、入園者が逃げまどうような混乱はなかったという。高瀬さんは「ガシャン、という音がしたので見たら、オランウータンがいた。驚きました」。

 同園は当面「空の散歩道」は休止し、対応を検討するという。美馬園長は「このたびは大変おさわがせし、申し訳ありませんでした。早急に原因を調査し、再びこのようなことが起こらないよう対処していきたい」とコメントを出した。

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