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クリオネそっくり「暖流の天使」 佐賀・玄界灘

2009年6月22日5時15分

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写真「流氷の天使」クリオネのように泳ぐクリイロカメガイ=15日、佐賀県唐津市の松島沖、溝脇正撮影

写真「流氷の天使」クリオネのように泳ぐクリイロカメガイ=15日、佐賀県唐津市の松島沖、伊藤恵里奈撮影

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 佐賀県唐津市の馬渡(まだら)島周辺の玄界灘で、北極海などに生息する「流氷の天使」クリオネ(ハダカカメガイ)に似ている不思議な生き物が、群れをつくって海面を漂っている。体長1センチほど。翼のような足をひらひら動かして泳ぐ様子はクリオネそっくりだ。

 奥谷喬司・東京水産大名誉教授(軟体動物学)によると「クリイロカメガイ」。成長しても貝殻を持ち続けるなどクリオネとは別の巻き貝という。本来はフィリピン沖など熱帯にすむとされ、上野俊士郎・水産大学校教授(浮遊生物学)は「対馬海流とともに漂流しながらやってきている可能性が高い」とみる。

 地元の漁師・山下範彦さん(57)によると、クリイロカメガイの群れは5年ほど前から5〜6月に現れ、夏前にはいなくなる。「40年以上漁師をしているが、以前は見たこともなかった。温暖化の影響だろうか」と首をかしげる。(田之畑仁)

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