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サルへの餌やりは過料1万円 大阪・箕面市が禁止条例

2009年9月25日11時8分

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写真観光客が与えたスナック菓子を食べるニホンザル=大阪府箕面市提供

写真果物などを箱ごと与えられたニホンザル=大阪府箕面市提供

 大阪府箕面(みのお)市の箕面山に生息する野生のニホンザルに勝手に餌を与える行為が禁止される。市議会が25日、悪質な違反者は1万円以下の過料(行政罰)とする条例案を可決した。来年4月から施行される。市によると、動物への餌やりに過料や罰金を科す条例は全国でも数例という。

 条例は市内全域を餌やり禁止区域に設定。勝手に餌を与えると市が指導、勧告、命令を順次出し、それでも従わなければ過料の罰則がある。当初案は過料3千円以下だったが、「安すぎる」との市民の意見を受けて見直した。

 箕面の野生のサルは54年、大阪市立大の生態研究のため餌付けされるようになった。55年に箕面山自然動物園が開園し、大都市近郊での生息は珍しいとして56年に国の天然記念物に指定。市も観光資源として活用し、サル用のせんべいも売られていた。だが、食べ物をもらう習性のついたサルが観光客の持ち物を襲うなどトラブルが多発。市は77年に動物園を閉鎖し、看板で餌やり禁止を呼びかけた。

 それでも野菜や果物を大量に持ち込む観光客が後を絶たない。数年に1度しか出産しないサルが高カロリーの餌を食べて毎年のように出産。50年前の約90匹から現在は約600匹にまで増え、食べ物を求めて市街地に出没することも多い。市は避妊対策も試みたが手間がかかるため、条例化に踏み切った。

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