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富山市の自転車シェア、利用伸び悩み 本当に「エコ」?

2011年7月18日1時2分

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 全国に先駆けて昨年3月に富山市で始まった自転車シェアリング事業「シクロシティ富山」の利用が伸び悩んでいる。1日1回も使われない自転車がある一方、駐輪場(ステーション)1カ所あたりの電力消費量は一般家庭を上回り、「エコ」に疑問符が付いている。

 愛称「アヴィレ」の同事業は、環境モデル都市の富山市で「脱マイカー」を目指す取り組みの一つで、事前に登録した市民が自転車を共同利用するしくみ。環境省などから約1億5千万円の補助金を受けてスタートした。

 市環境政策課によると、事業開始から1年間の1日の平均利用回数は101.3回。ステーションに並ぶ135台のうち約2割は1日1回も使われていない計算になる。特に午後10時〜翌午前6時の利用は全体の約5%と少ない。

 一方、市中心部に15カ所あるステーション1カ所あたりの電力消費量は月400〜500キロワットで、一般家庭の300〜400キロワットを上回る。レンタルの際に操作するスクリーンなどが電気を食うが、24時間いつでも利用できるのが売りなため、「節電は難しい」(同課)という。

 事業を担うシクロシティ(本社・東京)は、利用の低迷を受け、3月から1日300円の利用サービスを開始。事前登録なしに、市内の主要ホテルで申し込めるため、観光客を中心に利用が増えているという。(成川彩)

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