現在位置:
  1. asahi.com
  2. 環境
  3. 国内(自然・生態系)
  4. 記事

マングースついに本土上陸、生態系崩れる危険 鹿児島市

2009年6月22日22時55分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真マングース(資料写真)

 国内では沖縄本島と鹿児島県・奄美大島だけに生息するマングース(ジャワマングース)が鹿児島市で確認されたと22日、県が発表した。本土での生息確認は初めて。ペットとして飼うのは禁じられており、船便に紛れて侵入した疑いがあるという。生息地では絶滅希少種の動物を襲って勢力を拡大中。県は生態系が崩れる危険性があると心配し、環境省と対策を話し合う予定だ。

 県自然保護課によると、07年8月に市内の路上で見つかった死骸(しがい)を環境省奄美野生生物保護センター(鹿児島県大和村)が調べ、ジャワマングースのメスだと最近わかった。市内の野鳥の会会員からは今年4月に市内で3回目撃したと情報が寄せられ、写真からマングースと確認したという。

 マングースは主に西アジアやインドに生息する小型の肉食獣。奄美や沖縄には戦前から戦後にかけてハブを駆除するために持ち込まれた。奄美ではアマミノクロウサギなどを襲い、沖縄では本島南部から北上してヤンバルクイナの天敵になっている。

 同課は「船便に紛れて来たか、意図的に持ち込まれたのだろう」と推測する。被害は確認されていないが、担当者は「九州でもタヌキやイタチなどを抑えてマングースが君臨するかもしれない」と不安そうに話した。(三輪千尋)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内