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世界最大級の太陽電池工場、宮崎に 原発事故受け注目

2011年4月19日18時47分

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写真拡大機械化が進む工場内では、製品の裏側にラベルをはる作業もロボットが担当する=19日午後、宮崎県国富町田尻

 世界最大級となる太陽電池工場が宮崎県国富町に完成し、報道関係者に19日公開された。昭和シェル石油の子会社のソーラーフロンティア(本社東京)が運営しており、福島第一原発の事故が起きてから、太陽電池についての問い合わせが増えているという。

 同工場は年間で、住宅用太陽光発電システムの発電量の約30万世帯分に相当する900メガワットの太陽電池を生産できる。2月から生産を始め、7月にもフル稼働する。設備投資額は1千億円で、単独の工場としては世界最大級となる。

 同社は、宮崎県内で二つの太陽電池工場を稼働させており、新工場を加えた3工場で現在の国内需要をほぼ賄うことができる生産能力を持つ。製造した電池の7割は海外向けで、同社の亀田繁明社長は「中国や韓国、台湾勢が生産能力を拡大している。価格競争は厳しいが、国内外で積極的に販売したい」と述べた。

 同工場で製造する太陽電池は、希少金属のインジウムや銅が原料の「CIS型」。現在はシリコンの結晶をガラス基板で挟む形式の太陽電池が主流だが、CIS型の方が日陰の影響を受けにくく、生産コストが安いという。(末崎毅)

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