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この夏、北極点から氷が消える? 米研究者が予測

2008年6月30日10時8分

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 【ワシントン=勝田敏彦】米雪氷データセンター(コロラド州)の研究者が「この夏、北極点の海氷が有史以来初めてなくなるかもしれない」という予測を出している。北極海の海氷がすべてなくなるわけではないが、地球温暖化を印象づける「事件」になるかもしれず、米英のメディアが報じている。

 人工衛星で北極海の海氷を監視している同センターのマーク・セリーズ上級研究員によると、今年は海氷がかなり薄く解けやすい状態。今後数週間の天候や海の状態にもよるが、現時点では、五分五分の確率だという。AP通信は「確率は4分の1程度」とする別の学者の意見も引用している。

 CNN(電子版)によると、セリーズさんは「少しの間、北極点から海氷がなくなっても大きな影響はないが、『そこには氷があって当たり前』と思われており、もしなくなれば象徴的な意味があるだろう」と話している。

 北極海の海氷は、毎年3月に最大、9月に最小になり、ここ30年ほど縮小傾向にある。同センターによると、今年5月の海氷面積は1318万平方キロで、1979〜2000年の同月平均に比べ、日本の国土面積を上回る42万平方キロ少ないという。昨秋の一時期は、北米大陸北岸に沿って大西洋から太平洋に抜ける「北西航路」が砕氷船なしで航行できた。

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