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パッケージにCO2排出量表示、食品メーカー相次ぎ検討

2008年7月17日22時44分

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写真カーボンフットプリントをあしらったサッポロの黒ラベル

 商品の製造過程などで排出される二酸化炭素(CO2)量を表示する「カーボンフットプリント」の導入について、食品メーカーが相次いで検討を始めた。サッポロビールは他社に先駆けて缶ビールでの表示を始める方針だが、追随の動きは広がりそうだ。

 「原料栽培からリサイクルまで CO2 161g」。サッポロは来春にもこんな形式で、主力の缶ビール「黒ラベル」(350ミリリットル)でのCO2排出量の表示を始める。

 サッポロは、ビールの原料として使っている麦やホップの生産について、国内外の農家と個別契約を結んでいる。栽培手法にも深く関与しているため、栽培時の排出量が算出できるという。ビールの輸送時に排出されるCO2量なども独自の手法で計算し、1本あたりの排出量を缶に表示する。ビール業界では、キリン、アサヒ、サントリーも、カーボンフットプリント導入について検討している。

 味の素も、早ければ来年にも表示を始める。調味料やマヨネーズなどすべての商品について検討中という。紀文フードケミファも、紙パック入りの豆乳にCO2排出量を表示することを検討している。

 サッポロ、味の素、紀文フードケミファなどが参加する経済産業省の「カーボンフットプリント制度の実用化・普及推進研究会」は、共通の排出量の算出手法を来年にもまとめる予定だ。サッポロ以外の企業は研究会での議論の結果を待って、具体的な表示方法を詰める。

 CO2排出量の表示は、包装デザインの変更なども伴い、企業にとってはコスト増となる。ただ、消費者に対して「環境を意識する企業」ということを強調できる利点があるため、導入の動きは広がりそうだ。(五十嵐大介)

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