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すくすく移植サンゴ 沖ノ鳥島、水没回避へ期待

2009年4月13日10時54分

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写真移植前の稚サンゴ=08年4月中旬、水産庁提供

写真海底に移植して9カ月後のサンゴ。手前の枠は保護用の金属カゴ=今年1月下旬、水産庁提供

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 波による浸食などで将来、水没の恐れがある日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)で進められているサンゴの増殖実験で、海底に移植したサンゴが順調に成長していることが水産庁の調査でわかった。昨春、海底に移植した高さ1センチ前後の稚サンゴは、今年初めまでに最大で約5センチに成長していた。

 移植したサンゴが増えれば、水没を防ぎ、日本の国土面積を上回る約40万平方キロの排他的経済水域(EEZ)を守れると期待されている。

 水産庁の委託を受けた社団法人水産土木建設技術センターの研究チームは、沖ノ鳥島産の親サンゴが産んだ卵をもとに沖縄県で稚サンゴを育て、昨年4〜5月、約6万株の稚サンゴを移植。うち3割を魚による食害を防ぐ直径約30センチの金属製のカゴで覆った。むき出しの稚サンゴは約1割が食害を受けていたが、覆った稚サンゴは、ほぼ被害がなく、カゴで食害を防げることが確認された。(山本智之)

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