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海中探る円盤ロボ 方向転換自在、温暖化研究に活用

2009年4月12日23時38分

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写真海底に向かって進む円盤形の海中ロボット=鹿児島県垂水市沖の鹿児島湾、恒成利幸撮影

 円盤の形をしたユニークな海中ロボットの開発を、九州大と三井造船(本社・東京)が進めている。繊維強化プラスチック(FRP)製で直径1.9メートル、重さ約270キロ。グライダーが滑空するように水中を進む。海中で方向転換しやすいのが利点。深さ100メートルまで潜ることができる。

 1回の充電で約6時間稼働し、海中の塩分や水温、水深などのデータを自動的に記録する。センサーを搭載すれば二酸化炭素(CO2)濃度の測定も可能で、温暖化研究にも役立つという。

 海底とロープでつないだブイで観測をする場合、漁網と接触して観測装置が破損することがある。海底で待機できる円盤形ロボットなら、漁船の多い沿岸域でも観測に活躍できると期待されている。

 研究チームは05年に開発を始め、鹿児島県垂水市沖などで実験を繰り返してきた。姿勢制御プログラムの最終調整に入っており、今年度中に完成させる。九州大の小寺山(こてらやま)亘・特任教授(海洋工学)は「研究者が使いやすいように価格を抑え、1台200万円から300万円で実用化したい」と話す。(山本智之)

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