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またケシ発生 花摘み会中止検討へ 茨城・下妻

2009年4月30日14時43分

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写真アツミゲシの発生を警戒して花畑をパトロールする市職員=下妻市の小貝川ふれあい公園

 あへん法で栽培が禁止されているアツミゲシが、今年も茨城県下妻市の小貝川ふれあい公園で発生している。市は花畑を毎日見回り引き抜いている。28日には関係機関や団体と発生防止会議を開いた。状況によっては、5月に予定されているフラワーフェスティバル後の花摘み会は、中止もありうるという。

 筑波山を背景に5ヘクタールの花畑一面に500万本のポピーの花が咲くのが呼び物だったが、昨年5月にアツミゲシが見つかり、数十万本を引き抜いて焼却、ポピーの花摘み会も中止される騒ぎになった。原因は不明だったが、保存していた写真から、04年には発生していたことが分かった。

 このため、市は花を育てている「小貝川ふれあい花の会」と協議。今年は大量発生した南側の区画にはポピーを栽培せず、万が一発生した場合にも葉の形で見分けがつくようにヤグルマギクを植えた。北側の区画にもポピーは約40アールに限り、残りはカスミソウなどにした。

 土のなかにこぼれているアツミゲシの種対策として、うねの間を耕して種を発芽させ、さらに芽をすき込んで死滅させる方法を繰り返した。除草しやすいようにうねの間を広げ、例年2回のボランティアによる除草も3回に増やした。4月からは市職員が毎日、花畑を巡回した。

 しかし、14日に南区画で1本、17日には北区画でも7本が咲いているのを発見。27日までにアツミゲシの疑いのある植物480本を引き抜き焼却した。北区画ではまだ毎日数本から十数本見つかっており、なお警戒が必要だ。

 フラワーフェスティバルは5月23、24日に開催され、花摘み会は同31日に予定されている。除去しきれない場合、花摘み会の中止を検討する。開催したとしてもポピーの摘みとりは禁止する方針だ。28日の会議では、土にもぐった種は相当期間警戒する必要があり、根気よく除去するしかないとの指摘があった。

 まだら模様になった花畑で、今年の中心になったヤグルマギクは三分咲き。あと1週間ほどすると、見ごろになるという。(金森定博)

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