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風力発電、台風対策に「倒せる風車」 沖縄電力が設置へ

2009年5月5日13時53分

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写真ニューカレドニアで使われている「倒せる風車」=沖縄電力提供

写真ニューカレドニアで使われている「倒せる風車」を倒した状態=沖縄電力提供

 沖縄電力は台風が来たら、倒して強い風をやりすごす「倒せる風車」で風力発電をする。台風に「耐える」から、「避ける」への発想の転換で、国内初登場。沖縄本島から西南西にある波照間(はてるま)島に、秋の台風シーズンに間に合うように設置する。期待通り台風を避けられれば、南大東島にも建てる予定だ。

 波照間島はサトウキビ畑が広がり、人が住む島では日本最南端だ。沖縄電力は5億円をかけ、仏メーカー製の倒せる風力発電機を2基建てる。出力は計490キロワットで、島の最大電力の8割をまかなえる。風車を倒すには40分ほどかかるが、石嶺伝一郎社長は「台風が来てから倒しても間に合う」という。

 沖縄電力は七つの島に計18の風車があるが、台風での被害が少なくない。07年10月の台風15号で与那国島の風車1基の羽根2枚が折れ、03年9月の台風14号では宮古島の全6基が倒れたり、羽根が折れたりした。同社は海外の台風地帯でどんな風車を使っているかを調べたところ、ニューカレドニアで倒せる風車を使っていることを聞きつけ、導入を決めた。

 風車の高さは38メートルあるが、風車を地面近くまで倒せるため、建てるときや修理するときに大型クレーンなどの重機がいらないのも利点だ。(諏訪和仁)

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