現在位置:
  1. asahi.com
  2. 環境
  3. 世界の動き
  4. 記事

くちばし持つ新種の恐竜「リムサウルス」 中国で発掘

2009年6月18日9時18分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真リムサウルスの想像図。図のように羽毛が生えていたかどうかは明らかではない=ネイチャー提供

 中国北西部のジュンガル盆地にある約1億6千万年前(ジュラ紀後期)の地層から発掘された恐竜の化石が、新種だったと中国、米国などの研究チームが突き止めた。「リムサウルス(泥のトカゲ)」と名付けられた。前脚の指の特徴が鳥類と似ており、「鳥類の恐竜起源説」につながるものだ。18日付の英科学誌ネイチャーに発表される。

 この恐竜は体長170センチほど。頭部は前後に短く、歯の代わりにくちばしを持つ。前脚が短く、体形はダチョウにやや似ているとみられる。東アジアでは見つかっていなかった獣脚類恐竜ケラトサウルス類の原始的な種として分類された。植物食とみられる。

 3本ある前脚の指は鳥類と同じで、元々5本あった指のうち、進化の過程で第1指(親指)と第5指(小指)が退化したとみられる。

 鳥類は恐竜起源説が有力だが、恐竜以前の爬虫(はちゅう)類などから進化したとの説もある。国立科学博物館の真鍋真・研究主幹は「獣脚類の3本指が、第2から第4の3本だったことを示す初めての化石だ。恐竜が鳥に進化したことを示す物的証拠になる」と話している。(松尾一郎)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内