日産自動車は22日、排ガス中の窒素酸化物を大幅に減らした「クリーンディーゼル」を搭載するSUV(スポーツ用多目的車)「エクストレイル」のオートマチック車を開発し、来春から国内で販売すると発表した。これまではマニュアル車のみだった。国内で主流のオートマチック車で、販売拡大を目指す。
クリーンディーゼルは、酸性雨などの原因とされる窒素酸化物や粒子状物質を大幅に削減し、09年の新しい排ガス規制に対応したディーゼルエンジン。昨年9月に発売した「エクストレイル」に採用された。4月からのエコカー減税では、自動車重量税や取得税が100%免税される。これまで月間販売目標の2倍以上のペースで売れており、累計約2500台を販売した。