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「食べ方が悪い」掃除魚のオス、怒ってメスに懲罰

2010年1月17日7時29分

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写真大きい魚の体を掃除するホンソメワケベラ(右)=サイエンス誌提供

 大型の魚についた寄生虫を食べる掃除魚のオスが、メスの採食行動を監視し、大型魚を不快にする食べ方をすると罰を与えることが、英豪グループの研究でわかった。この亭主関白ぶりは、大型魚が不快な採食に怒って泳ぎ去るのを防ぎ、多くの餌にありつくための行動らしい。米科学誌サイエンスで発表された。

 掃除魚の一種、ホンソメワケベラは、太平洋などのサンゴ礁に生息。大型の魚は寄生虫を食べてもらおうと掃除魚のすみかに立ち寄るが、魚の粘膜も好物とするホンソメワケベラに体をかじられると泳ぎ去ってしまう。

 グループは、ペアのホンソメワケベラを水槽に入れ、寄生虫にみたてた魚片と、大型魚の粘膜にみたてた好物のエビの2種類の餌を与える実験をした。ペアがエビを食べると、すぐに両方の餌を水槽から取り去り、行動を観察した。

 8組のペアで試したところ、いずれもエビを食べたメスを、オスが追い散らして懲らしめる行動が観察された。罰を受けたメスは、エビを食べる回数が減り、オスは多くの魚片にありつけるようになった。グループは「高度な生物の懲罰行動の起源を探る糸口になる」としている。(林義則)

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