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プラグイン、ハイブリッド…船にも電動化の動き

2010年1月18日8時7分

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写真IHIが開発する「プラグイン・フェリー」の完成予想図

 電気自動車の普及が進むなか、船舶でも電動化の取り組みが始まった。リチウムイオン電池を使った「プラグイン船」や、電動モーターでエンジンの働きを助ける「ハイブリッド船」。いずれも実現すれば世界初となる、環境に優しい船だ。

 IHIの子会社が開発中の「プラグイン船」はリチウムイオン電池を搭載、港に置いた充電器にコードを差し込んで充電する。モーターでプロペラを回して進む。ディーゼルエンジンを使わないので、航行中に二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物は出ない。

 全長30メートル、旅客定員800人の旅客フェリーの製造を計画している。電池の容量は電気自動車の200〜300倍。連続で70〜80キロを航行できるという。電池の低価格化が進むとみられる2015年の実用化を目指す。

 海上での電池切れが心配だが、「瀬戸内海などの近距離フェリーなら連続航行は1、2時間程度。十分実用化できる」(開発担当者)という。

 一方、三井造船は長距離の貨物船へのハイブリッドシステムを計画する。昨年秋、大阪大などと共同研究を開始。12年に設計を終える方針だ。現行の船に比べてCO2の50%排出削減を目標にする。

 ディーゼルエンジンでモーターを回して進む。モーターは発電機の機能も備え、発電した電力を電池にためる。波が高い場合など大きな推進力が必要な時は、電池からモーターに電気を送って助ける。電気だけでの航行もできる。今後、塩に強い電池の仕様など技術面の課題に取り組む。(小暮哲夫)

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