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ウミネコ、東京のど真ん中で子育て 上野のビルに巣30

2011年7月21日3時1分

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写真拡大ビルの屋上で育ったウミネコの幼鳥。木の根元付近に巣の残骸がある=東京・上野、樋口広芳教授提供

 北海道や東北の離島などで子育てをするカモメの仲間のウミネコが今年6月、東京・上野のビルの屋上で繁殖していた。東京大学の樋口広芳教授(生態学)が初めて確認した。繁殖力が強い鳥だけに都市の生態系に影響を与えないか、調査を続けていくという。

 海鳥のウミネコは春、北海道や東北地方の海岸の岸壁や沖の小島で子育てをする。都内で姿を見かけるのは越冬期だけだった。しかし、4〜5年ほど前から、春から夏にかけても、都内で姿が見られるようになった。ただ、これまで繁殖は確認されていなかった。

 樋口教授は今年6月末、上野の不忍池に近いビルの屋上で約200羽が集まり、20〜30のペアが営巣しているのを見つけた。複数の幼鳥もいた。

 ウミネコは近年、減農薬の水田が増えたことなどから、東北地方では内陸でも姿が見られるようになり、数も大きく増えている。生態への影響も含め、まだ不明な点が多い。

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