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津波のヘドロ、工事用の土に変身 新日鉄が再利用技術

2011年9月15日1時26分

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写真拡大ヘドロから土木工事に使える土に変える新日鉄の実験=仙台市宮城野区

写真拡大ヘドロ(左)に改質材を混ぜてゴミを分離させると、きれいな土(右)に戻る=仙台市宮城野区

 新日本製鉄は14日、東日本大震災の津波で沿岸にたまったヘドロを、土木工事用の土に変える実証実験を仙台市内で公開した。震災で壊れた防潮堤や高台の復旧に活用できるため、被災自治体からの受注につなげる狙いだ。

 環境省の推計では、ヘドロは被災6県で最大計3千万トンにのぼる。再利用にはヘドロに含まれる多量の水分や木片、ビニールなどのゴミを取り除く必要がある。

 実験では、新日鉄のグループ会社、新日鉄エンジニアリングの大型機械を使用。製鉄所の副産物として出る「鉄鋼スラグ」を原料とする改質材や石灰をヘドロに加えてからゴミなどを取り除くことで、普通の土の2.5倍の強度を持つ土木建設用の土に変えられる。同日は約2立方メートルのヘドロを土に変えた。実験は22日まで続ける予定。(西山明宏)

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