対談「失敗を語ること」|2018講演記録|朝日地球会議2018|朝日新聞

対談
「失敗を語ること」
ゲスト お笑い芸人 髭男爵・山田ルイ53世
聞き手 withnews編集長 奥山 晶二郎

無駄や負け、世に出さないと

会場全景

中学2年生から約6年間ひきこもり生活をおくっていたというお笑いコンビ・髭(ひげ)男爵の山田ルイ53世さん。「失敗を語ること」と題した対談で、ひきこもった経験を「無駄だった」と断言した。

「よく『ひきこもりがあったから今の人生があるんでしょう』と言われるが、自分としては完全に無駄だった。無駄を無駄と言わせてくれない風潮が、いろんな人をしんどくさせているのでは」と、「失敗を語る」寛容性を訴えた。


髭男爵・山田ルイ53世さん

髭男爵・山田ルイ53世さん

山田さんはひきこもり生活の後、進学や極貧生活を経て、お笑い芸人として「ルネッサ~ンス!」というギャグで大ブレーク。「一発屋」と呼ばれながら、今は文筆活動も行う。自らと同じ一発屋芸人たちの「その後」を取材した著書を今年出版した。

「彼らは人生負けなのか勝ちなのかよくわからない。今はサクセス(成功)ストーリーが世にあふれ、『成功しないと人生は負け』という風潮がある。もっと失敗とか負けの話も世に出さないとおかしなことになる」と話した。

会場からは「順調な人生を歩む同級生と自分を比較してしまう」との悩みも。山田さんは「人は何でもできるわけじゃない。もっと自分をあきらめてあげて。その上で、人のことより目の前のことに集中して」とアドバイスしていた。

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