特別講演「真の豊かさを享受できる社会を目指して」|2018講演記録|朝日地球会議2018|朝日新聞

特別講演
「真の豊かさを享受できる社会を目指して」
AGC 取締役 兼 会長/旭硝子財団 理事長 石村 和彦

石村 和彦さん

石村 和彦さん

地球環境は今、どのぐらい悪化しているのでしょうか。世界各国の政府や有識者にアンケートして、人類存続への危機感を時刻で表す「環境危機時計」を1992年から毎年発表しています。今年は過去最悪の9時47分。昨年から一気に14分進みました。昨年まで7年かけて進んだ分が、たった1年で進んだのです。

世界の有識者らは、危機意識を非常に強めています。特に北米と欧州でです。これは、米トランプ政権が温暖化防止の枠組みであるパリ協定から離脱した影響があるとみられます。

社会が大きな環境問題に直面しつつも持続するには、高い強靱(きょうじん)性が必要だ――。そう提唱したのは豪州のブライアン・ウォーカー教授です。スウェーデンのマリン・ファルケンマーク教授は、水問題から問題解決の考え方を示しました。旭硝子財団は今年、環境への貢献をたたえる「ブループラネット賞」にこの2人を選びました。こうした顕彰を通じ、今後も心の豊かさを享受できる社会の創造に貢献していきます。

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