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06月24日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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報告
「京都、役割果たした」 小林 光 慶応義塾大学大学院特任教授、元環境事務次官

小林 光
慶応義塾大学大学院特任教授、元環境事務次官

京都議定書は役割を果たしたと思う。三つの意味があった。先進国が自ら温室効果ガスの排出量に上限を設け、その枠の中で経済を営むことに先導的に取り組んだのは画期的だった。幅広い排出量の算定方式が採用されたことも大事な成果だったと思う。排出量取引のように、国際条約でなければできないダイナミックな規定も設けられた。

COP21の成功の条件として一番大事なのは、環境にとってなるべくいい条件で多くの国に納得してもらうこと。そうすれば、世界で大きな省エネ、新エネの市場をつくることにつながる。野心的に努力する国が報われる仕組みを盛り込むことや、車の燃費規制などの国際環境ルールとの連携も考えてほしい。

日本の対外純資産は世界最大。日本が持つ資産を、環境のために有効に使う仕組みをつくるために知恵を出してもらいたい。