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09月16日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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報告
「『合意』の後も重要」 高村 ゆかり 名古屋大学大学院環境学研究科教授

高村 ゆかり
名古屋大学大学院環境学研究科教授

国際社会が目指す長期目標として、世界の平均気温の上昇を2度未満に抑えるというものがある。パリ合意ではこれを国際的な法的文書に位置づけるのが一つの方向性だろう。一番の関心はパリ合意が条約、議定書となるのか。私は拘束力のある文書を作る方向で動いているとみている。各国が目標案をつくって提出する方法で、温室効果ガスの排出量削減の取り組みを国際的に約束する国が飛躍的に増えた。一方で、各国の目標案を積み上げても、長期目標を達成するには大きなギャップがあり、大きな課題となっている。すぐさま各国に目標の引き上げを義務づけるのは難しい。時間をかけて、排出量削減の水準を引き上げる仕組みやルール、プロセスを作ろうという方向にあるようだ。

パリで合意できて終わりではない。合意後の継続的なプロセスの管理、監視も重要だ。