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09月19日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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ワークショップ
「私が選ぶ『脱炭素』へのナビゲーション」 パネリスト:松尾 雄司、藤野 純一、プラナブ・バルア
コーディネーター:石井 徹

松尾 雄司
日本エネルギー経済研究所 研究主幹


藤野 純一
国立環境研究所 主任研究員

温室効果ガスを減らすには、どのようなライフスタイルを選べばいいのか。それをわかりやすく「見える化」させるウェブ上のシミュレーション「2050低炭素ナビ」を、地球環境戦略研究機関のプラナブ・バルア主任研究員・タスクマネージャーが紹介した。

低炭素ナビでは、まず50年に日本がめざす経済・社会像を選ぶ。研究や製造を全て国内で行う「メイド・イン・ジャパン社会」、成長よりも幸福を重視する「分かち合い社会」など五つの社会類型がある。類型によって、使うエネルギー量が異なるからだ。

次に、エネルギーの需要と供給について想定を選ぶ。需要では「年間の移動距離と手段」「業務用の冷暖房と給湯」「家庭での照明や調理」などについて項目がある。それらの需要に応えるための供給を、原発や火力発電所、風力などの組み合わせから選ぶ。

選んだ想定の組み合わせから、50年までに減らせる温室効果ガスの割合(1990年比)が算出される。

ナビについて、国立環境研究所の藤野純一主任研究員は「エネルギー問題は専門家だけが考えればいいものではない。このツールはエネルギーリテラシーを高める。学校の授業に使ってもいいかもしれない」と評価した。

日本エネルギー経済研究所の松尾雄司研究主幹は「温室効果ガスの削減は、一つの対策だけではできない。あらゆる対策が必要だということがよくみえる」と話した。


プラナブ・バルア
地球環境戦略研究機関(IGES)主任研究員・タスクマネージャー
オックスフォード大学環境変化研究所(ECI) 客員研究員

石井 徹
朝日新聞編集委員