現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 環境
  3. 国内(市民・行政)
  4. 記事
2012年5月18日22時51分
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

埼玉県の2浄水場、基準の倍のホルムアルデヒド検出

 埼玉県は18日、利根川水系から取水している県の行田浄水場(行田市)と庄和浄水場(春日部市)の浄水から、化学物質のホルムアルデヒドを最高で国の基準の約2倍の値で検出し、行田浄水場で給水を止めたと発表した。上流に汚染源があるとみて排出源の特定を急いでいる。

 県企業局によると、ホルムアルデヒドが基準(1リットルあたり0.08ミリグラム)を超えたのは、行田浄水場の17日夜に採った水で0.168〜0.096ミリグラム。下流の庄和浄水場でも、18日朝の採水分で0.1ミリグラムが検出された。

 両浄水場の一方または両方から主に水を受け入れているのは、県東部と北部を中心とした31市町と茨城県の1町。企業局は18日未明から、備蓄している水で希釈するなどし、基準内に抑えて送水してきた。

 企業局はホルムアルデヒドの観測地点や回数を増やし、警戒態勢を強化。行田浄水場では、基準を超える状態が続き、備蓄水が底をつきつつあるため、取水停止を決めた。

 ただ県の浄水場は他に3カ所あり、送水管は相互に接続している。「高台で水が出にくくなったり、一時的に断水する可能性がある」(水道管理課)という。

 原因について、工場排水の可能性が高いと想定し、上流の群馬県とともに調査中。ホルムアルデヒドについて、同局は「飲んでも危険があるとの知見はない」と説明している。気化したものを長期間吸うと発がん性が疑われるという。

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介
環境ガジェット