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2012年6月21日16時41分
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大気にCO2出さぬ火力発電所 東芝開発、米で建設へ

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図:二酸化炭素を排出しない火力発電の仕組み拡大二酸化炭素を排出しない火力発電の仕組み

 東芝は、大気中に二酸化炭素を排出しない火力発電所を2014年に米国で建設する。天然ガスに純粋な酸素を混ぜて燃やして純度の高い二酸化炭素を発生させ、そのまま地下に送り込む仕組み。排ガスから二酸化炭素だけを取り出す技術はあったが、その手間やコストを省く逆転の発想だ。

 天然ガスに含まれる元素は炭素(C)と水素(H)なので、酸素(O)を混ぜて燃やせば二酸化炭素(CO2)と水(H2O)ができる。空気には酸素が2割程度しか含まれないため、従来の発電所は排ガスに含まれる二酸化炭素が少なく、薬剤などで二酸化炭素だけを取り出してから地下に送る必要があった。

 14年に出力2.5万キロワットの小型施設を作り、17年には25万キロワットの中型発電所を完成させる予定。天然ガスを燃やしてできた二酸化炭素の一部は、再び燃焼器に送って循環させる。残りの二酸化炭素は地中に送り、1千年後でも99%がそのままとどまると考えられている。油田の地中に送れば地下の圧力が上がり、石油を効率よく採掘できる効果も期待できるという。(上栗崇)

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