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2012年11月17日13時47分
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伝統舞台映えるハイテク灯 新しい歌舞伎座

【動画】新しい歌舞伎座で使われるLED照明がお披露目=遠藤真梨撮影

写真:スタッフが触れているのが歌舞伎座に設置されるLED照明。手前はカラーフィルムを貼った従来のハロゲン照明=16日、山梨県市川三郷町、遠藤真梨撮影拡大スタッフが触れているのが歌舞伎座に設置されるLED照明。手前はカラーフィルムを貼った従来のハロゲン照明=16日、山梨県市川三郷町、遠藤真梨撮影

 【西本ゆか】絹の衣装に金銀の糸、白塗りの目元を染める紅。来春開場する新しい歌舞伎座(東京・銀座)は伝統の色が最も映えるロウソクの炎色を目標に、照明を省エネ効果のあるハロゲン球やLEDに一新する。山梨県市川三郷町の歌舞伎文化公園ホールで16日、舞台を実際に照らす検査が行われた。

 白熱電球の製造中止を視野に、舞台照明を消費電力が10〜15%少ないハロゲン球に変更。白くまばゆい光を温かい色調に近づけるため試作を重ねた。従来ハロゲン球だった色つきの照明には、20分の1まで省エネとなるLED器具を導入。繊細な調光が必要な演劇専門劇場では初めてという。

 製作した丸茂電機(東京)は1924年に再建した当時の歌舞伎座のため国産第1号の商業大劇場用舞台照明を開発したパイオニア。「伝統を技術で照らした祖父の光を私が受け継げて幸せ」と丸茂正俊社長。

 ただ「ハロゲンの光はまだ白く達成度は90%。100%になるまでは、たとえ開場しても白熱球を使う」と、歌舞伎座を45年照らしてきた照明プランナー、池田智哉さんの目は厳しい。来年4月2日の柿葺落(こけらおとし)に間に合うか。ぎりぎりまで挑戦が続く。

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