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2012年11月17日18時27分

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100年後、パンダの食料は? 温暖化でササ消滅の恐れ

写真:研究施設で保護され、ササを食べるジャイアントパンダ=2008年、中国・四川省拡大研究施設で保護され、ササを食べるジャイアントパンダ=2008年、中国・四川省

 【杉本崇】絶滅危惧種のジャイアントパンダが生息する中国内陸部で、主食のササが地球温暖化のために今世紀中に消滅する恐れがあるとの研究結果を、米中の合同研究チームが英科学誌「ネイチャー・クライメートチェンジ」に発表した。

 研究チームは、パンダの生息地の4分の1の広さを占める中国の秦嶺(しんれい)山脈で、主食の3種類のササについて気候変動の影響を調べた。「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の予測モデルと現地の気象条件から、温暖化でササの繁殖がどう変わるか分析した。すると、ほとんどのシナリオで、21世紀末までにササが急減することが分かったという。

 パンダは1日に38キロのササを食べる。それに対してササはおおむね数十年に一度しか花を咲かさず、環境の急変に対する適応が難しいという。研究チームは「代わりの食料が見つからなければ、この地域の生息地が消滅する恐れがある」としている。

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