【渕沢貴子】札幌市立の小中学校で、給食費の未納率が2009年度から4年連続で減っている。12年度は0・70%で、11年度より0・04ポイント減った。未納率は長い間1%を超えていたが、法的措置も辞さない態度で臨み、現在は1990年度の水準になっている。
12年度の未納額は約4363万円。11年度より約228万円減った。さらに、11年度以前の未納額約1200万円も納入された。
札幌市では、299の全小中学校と特別支援学校3校で給食を出している。給食費は小学生で1日222〜229円、中学生276円。全額食材の購入費にあてられる。
給食費会計は調理する学校単位で独立していて、未納額が多ければ、食材の数や質を落として費用を切り詰めるしかない。
89年度は0・67%だった未納率は毎年度上昇し、ピークの00年度には1・41%に達した。未納額は最高で9100万円を超えた。04年度から生活保護世帯の給食費は直接学校に支払われるようになり、未納率は1・10%に下がったが、06年度から再び上昇した。
市教育委員会は、全国で給食費の滞納が問題になったこともあり、08年2月に「学校給食費未納対策の手引き」を作成。11年度からは保護者全員に給食費納入の同意書を出してもらい、6カ月以上滞納し支払う意志が見られなかったり連絡がつかなかったりする場合は、市長と学校長の連名で法的措置をとる旨を伝える「催告書」を出している。実際、11、12年度で計92世帯に催告書が出された。