名城大学(名古屋市天白区)は20日、開学90周年の2016年に名古屋市東区のナゴヤドーム近くに新キャンパス(約1万8千平方メートル)を開設する、と発表した。岐阜県可児市の可児キャンパスにある都市情報学部(学生数868人)が移転する予定。
可児キャンパスから学生がいなくなる。会見した中根敏晴学長は「学生の確保が難しくなっており、苦渋の決断だった」と述べた。
新キャンパスには、ほかに新設予定の「外国語学部」(仮称)と、天白キャンパスから移る人間学部の計3学部が入る。交通の便の良い都心部にキャンパスを開設して学生数の増加を狙う。
可児キャンパスは1995年の開設で、地元の可児市が土地を60年間、無償譲渡するなど手厚い条件で誘致した経緯がある。