人体の標本を手で触ったり、顕微鏡で観察したりできる展示スペース「メディカルミュージアム」が、大津市瀬田月輪町の滋賀医科大に開設された。解剖学や生理学、病理学などの「基礎医学」に欠かせない教材300種類、数千点を所蔵。小中高校や看護学校などに利用してもらう考えだ。
同大は、「豊富な教材を学生教育だけに利用するのはもったいない」という教員の声を受け、3年前に開放型基礎医学教育センターを設置。標本を看護学生らの実習に利用したり、ホームページで公開したりしてきた。さらに幅広く活用してもらおうと、新たにミュージアムを開設した。
6月28日にあった開所式で馬場忠雄学長は「基礎医学の教材を公開し、一般の人が医療や医学の知識を深めるのに役立てたい」とあいさつ。実習棟の一室129平方メートルの内部が公開された。