家族で合言葉を決めておく、現金自動出入機(ATM)の利用限度額を引き下げておく――天理大学の学生が8日、振り込め詐欺防止の決め手を寸劇にまとめ、お年寄りたちを前に披露した。
人間学部の谷口直子専任講師が担当する消費者教育論の一環。学生21人が脚本作りから参加した。この日は天理市の田町長寿会の「ふれあいサロン」に出向き、振り込め詐欺の手口を寸劇で再現した。電話相手の軽妙な語り口に引き込まれていくお年寄り役の学生の様子に、集まった20人ほどは真剣に見入っていた。
プロデューサー役の2年生、池田太樹さん(19)は「みんなで話し合い、被害をどうやって防ぐかに焦点を絞った。少しでも役に立てたらうれしい」と話した。長寿会の南武弘副会長(75)は「日ごろの心構えの大切さがよくわかった」と頭を下げていた。