【大蔦幸】LINE(ライン、スマートフォンの通信アプリ)といじめの問題を考えようと、寝屋川市内の市立中学校の生徒会メンバーが30日、いじめ撲滅劇「夕暮れのスケッチ」を上演した。最近、若者が巻き込まれる事件でLINEが話題になったこともあり、保護者や生徒たちは真剣に見ていた。
市立の全12中学校の生徒会が交流する「中学生サミット」の一環。劇は09年から始まり、これまでも掲示板や携帯メールなど、ネットを利用したいじめを多く題材にしてきた。
今年2月、各学校のメンバーらが集まり、いじめの実態や体験などを話し合った。彼らの意見やアンケートを参考に、脚本をまとめた市立第六中の冨田幸子教諭は、「今年は、すぐLINEの話が出た。欠かせない一つのツールになっているのは確か。良さも悪さも知ってもらうきっかけにしたい」と考えた。生徒たちは、5月から土日を使って劇の練習をし、準備してきた。
ストーリーは、中3の男子生徒が、長崎から転校して来るところから始まる。当初は歓迎されるが、部活やクラスで目立つため、次第に疎まれていく。仲間外れの手段に、LINEが使われる。男子生徒の悪口が書き込まれ、LINE自体から外されて参加できなくなり、不登校に。最後は、長崎への修学旅行を欠席した男子生徒を思いながら、クラス全員が「いじめ」について考えるという設定だ。