メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

10月20日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

小学生が拾った「宝物」、実は重要文化財の鏡のかけら

写真:佐野君が発見した青銅鏡のかけら=神戸市教委提供拡大佐野君が発見した青銅鏡のかけら=神戸市教委提供

写真:「神戸市民の誇りです」と書かれた感謝状を神戸市長から受け取る佐野翔梧君(右)=神戸市役所拡大「神戸市民の誇りです」と書かれた感謝状を神戸市長から受け取る佐野翔梧君(右)=神戸市役所

 【宮武努】小学生が公園で拾った「宝物」は古代中国から伝わった青銅鏡のかけらだった――。神戸市教委は8日、灘区の西求女塚(にしもとめづか)古墳近くで地元の少年が5年前に見つけた金属片が、国の重要文化財である鏡の一部だったと発表した。

 見つけたのは神戸市立西灘小6年の佐野翔梧(しょうご)君(12)。1年生の冬に古墳を整備した公園で友達と鬼ごっこをしていた時だった。

 「鬼になってヒマだったので虫を探していたら、温泉マークみたいな模様がついた破片が落ちていた」

 5センチほどの金属片で、文様が入っていた。「昔のお金かな」と思い、自宅の机の引き出しに大切にしまって時々眺めていたという。

 今春、社会の授業で青銅鏡の写真を見て「あの破片に似ている」と気づいた。校長から連絡を受けた市教委が鑑定すると、1986年の発掘で古墳から出土した重文の浮彫式獣帯鏡(うきぼりしきじゅうたいきょう)と形状や材質がぴったり一致。市教委によると、元々は直径20センチ程度の鏡で、1世紀ごろに中国で製造されて伝来し、3世紀後半に副葬されたとみられる。

 佐野君は「宝物」を市に寄贈することを決めた。8日に矢田立郎市長から感謝状を渡されると、「運命的なものを感じます」とはにかんだ。

検索フォーム

注目コンテンツ

学校最新情報