【吉田啓】人工知能を搭載したロボットがパスやドリブル、シュートなど、人間さながらの技術や戦術を駆使して競うロボットサッカー。その世界大会に、九州工業大(北九州市)と日本文理大の合同チーム「Hibikino−Musashi(ヒビキノ・ムサシ)」が出場する。大会は26日にオランダで開幕。日本では有数の名門チームが、得意の繊細なパス回しで好成績を狙う。
ヒビキノ・ムサシは今年5月の日本大会で、各チーム5台のロボット同士が縦18メートル、横12メートルのフィールドで戦う中型ロボットリーグで6連覇を遂げた。
大会に向けてチームが日本を発つ前日の23日も、北九州市若松区の学術研究都市にある九州工大のロボットサッカー研究拠点で、最後の調整が続いていた。
パス回しや位置取りなど、戦術面を競う傾向が強い日本大会に比べ、世界大会では、高い電圧の強力なモーターと重い機体を使い、スピードやボールの奪い合いの強さなど体力面を競う傾向にあるという。このため、ヒビキノ・ムサシも、世界大会では強力なモーターを備えた2台を投入する。23日は、ほかの3台とのタイミングの合わせ方など、詰めの確認をした。