【舞田正人】南島原市北有馬町の願心寺で27日、約400年前のキリスト教の授業が再現された。16世紀、同市にはキリシタン大名・有馬晴信の支援で創設されたイエズス会の神学校「セミナリヨ」があった。地元の中学生が当時を思わせる服で、作法などを体験した。
有馬のセミナリヨは、天正遣欧少年使節の少年が輩出するなど、国際交流のさきがけ的存在だった。市内には有馬氏の拠点だった日野江城跡などがある。市世界遺産市民協働会議が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録に向けた機運を盛り上げようと授業を企画した。
1泊2日の体験授業には、地元の中学生17人が参加。当時の衣装に着替え、セミナリヨに関する基礎知識や茶道、南蛮料理などを学んだ。口之津中学校2年の深町琉里さんは「当時の授業や地元の歴史・文化などを学びたい」と話した。
同会議の高田征一委員長(南島原市副市長)は「南島原市のセミナリヨをアピールすることで、世界遺産登録の一助になれば」と話した。