■東京・昭島市立福島中学校 下田治信さん(53)
【宮坂麻子】理科室のスクリーンに映像が次々映し出されていく。
まずは金色に光る輪。
「何かわかりますか――。昨年5月21日に先生が撮った金環日食の太陽です」
次は手前に新月が、向こうに太陽が写っている写真。
「これは太陽を観測している『ひので』という人工衛星から撮った金環日食です」
続いて、小さな丸い影が地表にできた地球。
「準天頂衛星『みちびき』が撮った写真です。宇宙から見ると、金環日食の時にはこうして黒い影が地球にできます。この影の中に私たちがいたわけです」