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(待機児童ゼロの先に:上)ランクCはお迎え「はしご」

写真:3人の子どもを連れ、家に帰る女性=横浜市磯子区拡大3人の子どもを連れ、家に帰る女性=横浜市磯子区

表:認可保育所の入所優先順位の一例認可保育所の入所優先順位の一例

 午後4時。横浜市磯子区のJR根岸駅で電車を降りた私立中学教諭の女性(38)は、それぞれ別の場所に預けた3人の子どものお迎えに向かった。

 まずは長女(1)の待つ横浜保育室へ。途中、学童保育を出た小学1年の長男(6)と落ち合い、保育室で長女をベビーカーに乗せる。来た道を戻り、次男(3)のいる認可保育所までは約500メートル。寄り道したがる長男をなだめすかし、次男を連れて自宅に着いた時には午後5時を過ぎていた。

 「3人連れて歩くと短い距離でもどっと疲れる。同じ園に通えたらどれだけ楽か……」

■時短勤務で優先順位下がる

 女性は次男と同じ保育所など2カ所を申し込んだが、2月にきた通知は“落選”。区に問い合わせると、「優先順位がCランクですので」と言われ、がくぜんとした。

 入所の優先順位は、保護者の労働時間などによって決まる。次男の入所時、女性は最上位のAランクだった。だが、長男と次男の送迎などのため週4日の時短勤務にした結果、優先順位が下がった。

 慌てて認可外の横浜保育室に申し込み、統計上の「待機児童」にはならなかったが、優先順位の付け方には矛盾を感じる。「時短にしないと子どもたちの世話ができないのに、そのせいで園がばらばらになり、生活が大変になるなんて」

■「育休3年は不安」

 中区の地方公務員の女性(28)は今春、職場の制度では3歳まで取れる育休を切り上げ、8カ月の長男を認可園に預けた。

 1歳クラス以降は大半を持ち上がりが占めて残り枠は少ない。実際、2010〜12年の3年間、4月1日時点の待機児童は1歳児が最も多く、全体の半数以上を占めた。

 「本当はもう少し家で育てたかったが、入れるかどうかの不安を抱えて3年も過ごせない」。育休3年の制度は、何歳からでも確実に入れる受け皿があってこそと思う。

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