【動画】高知市立江陽小・下村俊雄先生=安冨良弘撮影 |
■高知市立江陽小学校 下村俊雄さん(55)
辞書の編集部を舞台にしたベストセラー小説「舟を編む」。映画にもなったこの小説からヒントを得て、「舟を編む国語授業」をしているのが、下村先生だ。
5年2組。それぞれの机の上には、たくさんの付箋(ふせん)で分厚くなった国語辞典がのっている。
「国語辞典はしまって。この前『青』をやりました。今日も、国語辞典をつくる人のつもりで言葉の意味を考えてもらいます」
黒板に大きく「白」と書いた。
すぐに、全員が鉛筆を持ってノートに向かい始める。
「鉛筆止まっている人は何を考える? 白、白、白、だったね」
「白」の熟語を頭に浮かべ、そこから言葉の世界を広げていくのが、一つの方法なのだ。
まもなく、先生が声を上げた。
「うわ、すごい人がいます。何番目を書いてますか」