【川見能人】新入生に大学での学び方を教える「初年次教育」に、あらゆる大学が多種多様な方法で取り組んでいる。いまや2人に1人以上が大学に進み、「大学全入時代」とも言われるなか、やる気も能力も様々になった学生たちに、スムーズに大学生活に入ってもらうためだ。
■初年次教育でやる気
真っ白な紙で360度を覆った教室の壁に、真っ白な服を着た学生たちが絵筆を走らせていく。5月20日、京都造形芸術大(京都市)であった1年生の授業風景だ。描いているのは、各自が「白」という色や言葉からイメージした様々な絵。このような1年生向けの教育を、2007年度から全学で続けている。