日本銀行前総裁の白川方明(まさあき)氏(63)が、青山学院大学の特任教授に就任することが24日、明らかになった。任期は9月1日からの1年間で、国際政治経済学研究科で金融政策を教える。白川氏は日銀職員出身で、2008年4月から今年3月まで総裁。京都大教授を務めた経験もある。
青山学院大は「中央銀行総裁として金融政策に優れた業績があり、その経験を教育や研究にいかしてほしい」(広報)としている。
白川氏は、総裁就任から間もない08年9月に起きたリーマン・ショックに対し、国内の金融機関に影響が及ぶのを防いだ。10年10月からは、市場に大量のお金を流す金融緩和策を始めた。しかし、物価下落が続くデフレからの脱却は果たせなかった。
日銀職員時代から長く金融政策に携わった理論派として知られ、実務経験をもとに金融政策についてまとめた著書もある。