次の図表と文章を読み、後の問いに答えなさい。
日本は貧富(ひんぷ)の差(さ)が小さい、といわれてきた。だが、国連児童基金(こくれんじどうききん=ユニセフ)が2012年に発表した18歳未満(さいみまん)の子どもの貧困率(ひんこんりつ)は14.9%に上り、先進35カ国の中では、悪い方から9番目。景気(けいき)が悪くて失業(しつぎょう)したり、不安定(ふあんてい)な仕事にしかつけなかったりする親が増(ふ)えたことが原因(げんいん)だ。
貧困率(ひんこんりつ)の求(もと)め方はこうだ。まず家族の1年の収入(しゅうにゅう)から税金(ぜいきん)などを引き、「実際(じっさい)に使えるお金」(可処分〈かしょぶん〉所得〈しょとく〉という)を計算する。そして、子どもも含(ふく)めて国民(こくみん)1人あたりの使えるお金を出す。次に、国民(こくみん)全体を使えるお金の多い順(じゅん)から並(なら)べて、真ん中にあたる人の金額(きんがく=中央値〈ち〉)の半分を「貧困(ひんこん)ライン(貧困〈ひんこん〉線)」と決める。使えるお金の額(がく)が貧困(ひんこん)線より少ない人の割合(わりあい)が、「貧困率(ひんこんりつ)」だ。
貧(まず)しい家庭の子どもがお金が足りなくて十分な教育を受けられず、大人になっても貧(まず)しさから抜(ぬ)け出せないことが心配されている。そうならないように、国などが教育費(ひ)の援助(えんじょ)などの対策(たいさく)を取ることが必要(ひつよう)だ。
<2012年7月22日の記事から作成(さくせい)>
問1 日本の18歳未満(さいみまん)の人口は約2050万人です。日本で「貧困層(ひんこんそう)」に入る子どもはおよそ何万人ですか。四捨五入(ししゃごにゅう)して整数で答えましょう。
問2 日本で子どもの貧困率(ひんこんりつ)が高い背景(はいけい)には、どんなことがありますか?
問3 貧(まず)しい家庭の子どもにはどんな対策(たいさく)が必要ですか?