【古沢範英】東日本大震災で被災した宮城県女川町の支援を続ける横浜市の高校生らが「同世代に被災地と復興の現状を見てほしい」と、高校生だけを集めた被災地見学ツアーを企画した。震災の語り部に話を聞き、復興工事を見学するほか、住民との懇親会も予定している。
企画したのは、横浜市立みなと総合高校3年の北岡悟さん(17)ら。北岡さんは趣味の映像作りを通じて知り合った知人が女川町出身だった縁で、臨時災害放送局「女川さいがいFM」の原稿作成や、首都圏で行われた女川関連イベントの収録などの活動をしてきた。昨年3月、商店街の復興祭のボランティアスタッフとして初めて女川を訪れ、満潮のたびに浸水して通れない道路や、倒れかけたビルがそのまま残っている様子に衝撃を受けた。「テレビで復興の様子を見ていたので落差に驚いた」と振り返る。
その後4回、現地に足を運んだ。同世代に、今も必死でがんばっている人のことを伝えたいと、ツアーを思い立った。仲間を募って計画を練り、現地で知り合った人に伝えると口々に「協力するよ」という答えが返ってきた。