【大久保貴裕】「光通信技術」を活用した予備校のインターネット授業が29日、男鹿市の4中学校で始まった。夏季講習の一環で、4校と秋田市の予備校とを回線で結び、生徒86人が予備校講師の受験指導を受けた。市教委によると、県内では初めての取り組みで、今後も教育現場で光通信の活用を増やすという。
■他校生の受講も「見学」
男鹿南中学校の教室に掲げられた大型スクリーンに、黒板に数式を書く予備校の男性講師の姿と、他の市内3中学の教室の映像が鮮明に映し出された。
女子生徒が画面上の数式を示し、「答えはマイナス6でいいですか?」と確認すると、画面の向こうの男性講師が「いいね!その通り」。他の3校の教室からも拍手が上がった。
一般的なネット授業は、通信容量の制限などから講師が生徒に向けて話す一方通行だった。大容量の光通信だと講師と生徒の双方から映像を同時配信でき、講座では生徒の質問に、講師がその場で回答できる。秋田予備校(秋田市)の江畠清彦校長は「生徒のかゆいところにすぐ手が届くので、学習効果が違う」。