【動画】ロボットクリエーター・高橋智隆さん=安冨良弘撮影 |
■ロボットクリエーター 高橋智隆さん(38)
8月4日、国際宇宙ステーションに飛び立つロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」。若田光一飛行士と話す予定のこのロボットを開発したのが、東大先端科学技術研究センター特任准教授でロボットクリエーターの高橋智隆先生だ。
打ち上げの8日前、ロボット教室「ヒューマンキッズサイエンス」に通う小中学生18人に特別授業をした。4年前に開講、全国に約530あるこの教室の教材、実は高橋先生が開発しているのだ。
「今日、作ってもらうロボットは、まだ、だれも作ったことのないロボットです」
先生の言葉に子どもたちの目が輝く。まずは、先生のロボット作りの秘話から。スクリーンにロボットの「エックス線写真」が映し出された。先生の作るロボットは、子どもたちの作るブロックのロボットと違い、中にいろんな部品が入っている。「関節には歯車が入ってますね。配線もネジも、もちろんバッテリーもあります」